ガンダムSEEDDestiny感想日記 -9ページ目

K2~君といた日々~第七話

「お~い。アスラン~!ディアッカ~」

捜索を開始して一時間。いまだに誰も見つかっていない。

「一体どこまで飛んでっちゃったんだ…。」

ため息とともにカガリがつぶやいたその時。

「あっ!アレは!」

アズラエルが叫んだその先にはーーー

まるで十字架にかけられたイエス・キリストのように洗濯竿に干されたニコルの姿があった・・・

「おお・・・主よ・・・我らがブルコス様・・・」

崇め始めるアズラエルとジブリール

「一体何なんだ?あいつら。」

「ああ、彼らは新興宗教ブルーコスモス教の信者だからねぇ。神にでも見えるんじゃないかい?」

デュランダル校長は鼻で笑った。

ニコルを竿から降ろすとすぐに目を覚ました。

「ニコル君、他の連中は?」

「僕は始めのころに落ちちゃったので・・・。あ、でもイザークさんが光り物好きなカラスの大群に連れ去られていくのを見ました。」

・・・・・・・・

沈黙が間を支配した。

「カラスに連れ去られたってさ…。」

「まぁ、鳥葬ってことで…。」

「そうですね、自然に帰ったんですよ。」

と大人のひそひそ話が。カガリが口を開こうとした時、目に止まった。

季節外れのこいのぼり…青、赤、黄色…黒!?

ディアッカ!!

なんとディアッカはこいのぼりになっていた!

風になびくディアッカ。屋根より高いディアッカ。

「降~ろしてくれ~。」

ディアッカの悲鳴がこだました。

やっとのことで降りてきたディアッカ。

「イザ-クはカラスに連れて行かれたけど、どこに行ったのかはしらねぇ。アスランは空たかく、飛んでったぜ。」

「えっ!」

みんなはイザークとアスランの命を覚悟した!

その時、

カァ~カァ~

「…あれは!」

西の空から夕日をバックにカラスに乗ってこっちに向かってくる影…

まぎれもない、イザークだった。が、

「ぎゃああああ!カラスは魔王の使者!あれは魔女だ!魔王の手先だ!ブルコス様!お助けをぉぉ。」

恐れおののくアズラエル

「ブルコス様の名の下に!悪霊退散!」

祈祷を始めるジブリール

しかし祈祷空しくイザークとカラスは近づいてくる。そしてバサっという音とともにイザークが落ちてきた。

<水色「フン。カラスなどにやられる俺ではない!」

思わず拍手喝采。

「あとはアスランだね。」

しかしそのアスランは全くの気配なし。途方にくれるみんな。

その時。

ゴオッ

というものすごい音と共に隕石が火の玉になって落ちてきた。ディアッカの上に。

「隕石!?じゃない!アスラン!」

なんと隕石と思ったのはアスランだった。

「アスラン!?一体どこからきたのさ!?」

「フ…フフ…地球を一周してきた…。」

「よくここに帰ってこれたな。」

「フ…俺の帰るところはカガリの元さ…」

ぼろぼろになってカガリを見上げるアスラン

「アスラン…」

見つめるカガリ

「なんていう帰巣本能…。」

「渡り鳥かこいつは。」

呆れたように見てくるイザ-クとディアッカ。

「いやぁ。すごい遺伝子だ。ぜひ解剖して調べてみたい。」

「いえいえ、ブルコス様に人身御供として捧げるのです。」

「サーカスに売るというのはどうでしょう。」

なんだかデンジャラスな会話も出てきたところで、

「やめろ!アスランは野球部のものだ!勝手にはさせないぞ!」

怒りに声を荒げるカガリ

しゅんとなるみんな。

「カガリ…俺は野球部じゃなくてカガリのものになりたいなv」

そして日が暮れた・・・



<次回>
愛のロードワーク。アスランはカガリとロードワークに行くことになって、うっきうき。しかしそこに現れたのは・・・


「ていうか、野球しましょうよ・・・。」

K2~君といた日々~第六話

一回にキラを抑えることに成功したザフト高校

しかし、彼らには問題があった。

「だから、俺が四番だと言ってるだろうがぁぁぁぁーーーー!!」

喚くイザークを心底、うんざりといった様子でニコルが

「だから、イザークさんは長打力が足りないから一番か二番だと言ってるじゃないですか。」

と言った。その言葉にますます顔を赤くするイザーク。

「なにをぉぉ~!?」

「うるせーな。もう、あっちも待たせてるし適当に決めちまおうぜ。」

「そういうわけにもいかないだろう。あっちは有数の強豪だぞ。そんな適当じゃ絶対に勝てない。」

みんなであーだこーだと言い合って早数分。カガリは呆れたように見ている。その横にキラがやってきた。

「やぁ。随分揉めてるみたいだけど、大丈夫?」

「あ~まぁ。いつものことだし。しかし、なんで打順なんかにこんなに揉めるんだ?」

カガリは首を傾げる。

「さぁ。…でもそういうのって普通監督が決めるんじゃないの?」

と尤もな応えにカガリは止まった。

「そういえば、うちって何か忘れてると思ったら監督がいない…。」

呆然とするカガリと部員たち。キラはすっかりあきれてしまった。

「…もういいよ。適当に決めちゃって。待つのももう飽きちゃった。」

結局打順はアミダで決めることにした。

その後、アスランは順当に抑えたが、さすが地球学園。選手層が厚く、なかなか打てず、最終回。地球学園の攻撃。打席はキラ

「さっきはやられちゃったけど、同じ手は二度も通用しないよ。」

強い目で見据えるキラ。受けて立つアスラン

「行くぞキラ。」

「来い。アスラン。」

アスランは投げた!

突風が吹く。

しかしキラはびくともしない。球を見据え、フルスイングした。そしてバットに球が当たり、跳ね返った。さらにバットの風圧と打ち返した分球が加速し、勢いを増し、さらに風がおこる。

まるで球の軌道を中心に竜巻が起こってるように。

まず、ディアッカがその竜巻に飲み込まれた。

「うわぁ~~~!!」

そしてマウンドのアスランも空に舞った。

セカンドのニコルも舞い上がった。

「あ~れ~」

そのまま竜巻は進んでいく。

「イザーク!危ない!逃げろ!」

カガリの指示にも、イザークは仁王立ちした。

「そこに球がある限り、俺は取る!」

SHINJO魂に燃えたイザークが立ちはだかる!

そして…

やはり舞った。





そして誰もいなくなった。



「・・・・試合続行不可能ってことでいい?」

「…どうぞ。」

ザフト学園は敗北した。



「やれやれ。みんなを探しに行かなくてはならないね。」

「僕たちも手伝いましょう。」

ごきげんなアズラエル。地球学園とザフト高校の面々は一緒に捜索することになった。


<次回>

一体みんなどこに!?難航する仲間探しの旅

18話感想

来~る~ きっと来る~~~~~~

ひいいいいいいいい!!!

ついに来週恐怖の女狸がやって来ます!

「アスラ~ンv」とばかりに走ってくるアホが!なんだありゃ!

うげっ!

てな表情のアスランにも笑えましたが。

私が見過ごした…のか?口を押さえるアスラン、もしや

奪われちゃったv

てなことはないですよね?

ルナに予防線張った…ってアスランルナのアタックに気付いてたの?全然気付いてないのかと…眼中にないのかと思って。流石に成長してましたか。それにルナもまだ自覚してないのかと思ってたけど意図的だったのか。そうなのか。私もまだまだ甘いですな。

しかしここに女狸が乱入。アスランに婚約者面してべたべた。

ムカムカメイとルナ。当たられるシン。愚痴られるレイ(でも相手するところがいいv)

逃げるアスラン(どこにだよ)そして女三人場外乱闘…

アスラン(婚約者のふりまで任務のうちなのか!?なんとかしてください!)

「すまないねぇ」とかいいつつニヤニヤ議長。

まぁ、アスランが心底嫌がってたようなので、許してやるか。

ギル様の降臨は素直にうれしいです!暗闇でニヤニヤ一人チェスを楽しむ狸の映像はもういいっす…

わーい、ギルタリだ!

ハイネもどんなキャラなんでしょうか。もう一人フェイスがきたんだからメイとかそっちにいけばいいのに。

あまりに女狸の素行がお悪いようでしたらさっさとギル様にブタ箱に放り込んでもらいたいものです。

というかこんなの連れてくるなよ…

アスランがカガリのこと好きって知ってる人には変に見えると思うけど…




カガリがまだ出ない~。はやく出してくれ~

カガリがアスランと再会したらさっさとこのあほらしい女難劇もさっさと終わるのに。

なんてったってアスランはカガリにメロメロですからね!

他の連中になんて後ろ足で砂かけちゃうくらいですから!

そんなアスランを希望してます

K2~君といた日々~第五話

ついにやってきた練習試合の日

「ついにきたな。おい、キラにたいしてはあの球行くぞ。」

「ああ、わかってる。この日のために編み出した新魔球だ。」

「この日のためってのは嘘だろ。まぁいい。思いっきりぶちかますぞ。」

「よし。」

アスランとディアッカは拳を合わせるとグラウンドに駆けていった。

「プレイボール!」

審判の声とともに試合が開始された。アスランは小気味よい音をたててボールを投げ込んでいく。

「ふ~ん。なかなかやるじゃないか。あのピッチャー。キラくん友達なんだって?」

「はい。友達で最大のライバルですよ。フラガ監督。」

「なるほどねぇ。たしかに。あれはなかなか打てそうにないなぁ。君以外は、ね。」

にやりと笑ってキラを伺うフラガに向かってキラも微笑み返した。

「実はアスランと対戦するのは小学生の時以来なんですよ。一体どれだけすごくなってるのか、楽しみで仕方ないんです。」

そう言って楽しそうに笑うキラをフラガは誇らしげに見た。

そしてついにキラの打席がきた。キラは一年でありながらレギュラーで四番だった。

「よぉ、キラ。俺たちが対戦するのもほんとに久しぶりだよな。」

「うん。あの時はなんとかホームラン打って僕が勝ったんだよね。」

「ああ。でも今回はそうはいかないぜ。なんたって新魔球がある。」

「新魔球?」

その言葉を聞いた途端、キラの目に炎が灯る。

「行くぞ。キラァァァァァァ!」

「アスラァァァァァァン!」

アスランは放った!そのボールはまるで竜巻が起こったような、ものすごい風を巻き起こしてディアッカのミットに収まった。

あまりの風にキラの帽子は飛び、ディアッカのフェイスガードも吹っ飛んだ。バックグラウンドのアズラエルの髪は逆立ち、ジブリールの食べていたホットドッグのケチャップがべったり二人についた。

呆然とするキラ。そのキラに向かってディアッカは言った。

「どうだキラ。これが新魔球「いたずらなボール」だ。」

「いたずらなボール…」

「これはな、アスランがカガリのスカートをめくりたいがために編み出した魔球なんだ。」

「はぁ!?」

「カガリのスカートをめくりたい…でもそんなことできない…でもめくりたい…そんなアスランのむっつりパワーが編み出した奇跡なんだ。」

「ミラクルむっつりパワー…」

「そうだ。あの剛球がさらに奇跡の回転を起こし、周りの空気を巻き込むことによっておこす大突風。その突風は半径100mまで影響する。」

「これでいつもカガリのスカートをめくっているわけ?ピクピク」

「いや。最初の一回だけだ。それ以来カガリはジャージだ。それでも奴は満足らしい。」

「じゃ、意味ないじゃん。」

「そんなことないぞ。この魔球のおかげで教頭のアーサー先生がヅラだってわかったし、イザークの後頭部に10円ハゲがあるのもわかった。」

「じゃあ今度こっちにも貸してよ。ユウナ先生も怪しいんだ。」

「お安い御用さ。」

「おい。何ずっと喋ってる。次行くぞ。」

アスランが投げた。第二投目、キラはかろうじてバットに当てたが、セカンドフライ。二コルががっちりつかんで、スリーアウト。

「なかなか面白くなってきたね。まだまだ試合はこれからだよ。」

キラの意味深な笑みで一回表終了…



<次回>
ザフト高校の攻撃。しかし、問題が発生。打順が決まらないのだ。
「俺が四番だぁーーー!!」

「そう言えばうちって監督がいなかったな…。」

K2~君といた日々~第四話

地球学園校長室

「聞きましたか?例の「話。アズラエル理事長。」

「もちろんですよ。練習試合の件でしょう。ジブリール校長。…ハックション!」

「どうしましょうか。断りましょうか?」

「その必要はないでしょう。折角のデュランダルの奴を懲らしめるチャンスじゃないですか。へっへっへ、ヘクション!」

「…一度聞いてみたかったんですが、どうしてそんなにデュランダルを目の敵にするんです?」

「やつは高校の同級生だった。あいつはいつものらりくらりしているくせに成績はトップだった。やつは…僕が試験前に必死で勉強しているというのに、その僕にバレンタインで貰ったチョコを落としやがったんだ…!!」

「え!?わざとですか?」

「いや。両手一杯に貰って持ちきれなかったのが落ちてきたんだ。しかもあいつ

「やぁ。すまないね。お詫びにそれ、あげるよ。」

とか抜かしやがって…!そのチョコはな、憧れのエミちゃんからのものだったんだぞ!クシュン!」


「それで、そのチョコは突っ返したんですか。」

「いや、食った。箱まで。うまかった。」

「はぁ。ならいいじゃないですか。」

「よくない!あの時の奴の勝ち誇った顔…!僕は必ずいつか奴をギャフンと言わせてやる、とママに誓った。ハクション!チーン。」

「なるほど。それでこの機会にその誓いを果たそう、というわけですか。」

「その通りです。今度こそ!奴の嘆く様をこの目に焼き付けてやる!」

興奮のあまりアズラエルは拳を机にぶつけた。その衝撃は校舎を揺るがした。突然の衝撃にびっくりしたジブリールの腕におとなしく抱かれていた猫が暴れだした。

「ぎゃ!やめなさい!はやくその猫を外に出しなさい!僕は猫アレルギーなんだ!ハクション!ハクション!ハクション!」

あわてて逃げ腰になるアズラエル。それを見たジブリールは

「え~こんなにかわいい猫ちゃんなのに~。ほら、ちょっと抱いてみません?」

といって猫を差し出した。

「うわぁ!やめろ!ハクション!ハクション!ハクション!」

慌てて校長室を逃げ回るアズラエル理事長。そしてその後を楽しげに猫を抱えて追いかけるジブリール校長。

ほほえましい光景がそこにあった。

そしてこうして地球学園対ザフト高校の練習試合が決定した。

アズラエルの鼻水とともに。



<次回>
ついに迎える練習試合の日。冴え渡るアスランの魔球。迎え撃つキラは!?

K2~君といた日々~第三話

イザークが入会し、野球部を申請することにしたアスラン・カガリ・ディアッカ・ニコル・イザークの面々。しかしそこには大きな障害があった・・・

「どうしてうちには野球部がないんだ?大体あるのに。」

「前はあったらしいんですけどね。校長が野球嫌い・・・いやむしろあの方は野球を憎んでるんですよ。」

「憎む?なぜ!?」

「それは・・・昔デュランダル校長がまだ野球を愛していた頃・・・阪神・巨人戦に彼女と行き、ホームランを彼女の前でかっこよくキャッチした瞬間、持っていたビールがズボンに零れ、まるでお漏らししたようになったと・・・。それからあの方は野球を憎み、甲子園えお憎み、野球部を廃部にしてしまったそうです。」

「・・・・それは・・・確かに哀れではあるが・・・。」

「ていうか、誰から聞いたんだよ、二コル。」

「物理のタリア先生です。」

「なんでタリア先生がそんなこと知ってるんだよ。」

「その一緒に行った彼女がタリア先生だからですよ。」

「なに!?できてんのかあの二人。アヤシーと「思ってたんだよ!」

「でも喋っちゃう先生も先生だよなー。」

「なんでも、喧嘩中だったみたいで授業中にいきなり・・・。」

「フン!公私混同とは!先生ともあろうものが。まったく!」

「・・・・そんなことよりどうやって野球部を認めさせるかが問題なんだろ。」

冷静なアスランの突っ込みでみんなは我に帰った。

「そうだった。あの校長を納得させるっていうのはなかなか簡単にはできないぞ。」

みんな黙り込んでしまった。

するとおもむろにディアッカが立ち上がった。そして校長室に向かって歩いていく。あわててみんなはその後を追った。

「一体何の真似だね。私が野球部を創らないことは知ってるだろう。」

と、悠然と構えるデュランダル校長・・・。みんなはその迫力に押されて俯いた。だが、ディアッカはそこに歩み出た。

「校長。校長が野球嫌いなのはよく知っています。ですが、高校野球には野球以外にも楽しみがあるのです。」

「ほう。それはなんだね?」

「それは

応援団

です。」


応援団!?意外な言葉に一斉に顔を見合わせる面々。一体ディアッカは何を考えているのか?

「応援・・・それはわが校生徒が一体となる瞬間・・・。一緒に喜び、泣き、笑う。それこそが愛校心なのです。それを高めるのが応援団…。ミニスカチアリーダーが飛び跳ね、学ラン団長が声を枯らし、そして何よりも応援歌・・・これが心を一つにさせるのです。」

「そこで我々は提案します。

校長に応援歌を作っていただきたいのです。

そしてそれを甲子園で是非披露したいのです。

いかがでしょうか?」


甲子園でマイソングが披露・・・

私の作った歌が全国区で流れ、みんなが口ずさみ、賛美し、崇め奉る・・・

そんな歓喜の歌を私に!?

「いいだろう。野球部を許可する。」

「やったーーーー!!」

歓声を上げ、抱き合う面々。

「ただし」

校長の一言で静まりかえる校長室。固唾を飲んで次の一句を待つメンバー

「ユニフォームも私がデザインする。それでいいね?」

の言葉にほっとするメンバー。喜んで校長室を飛び出し、部室へ駆けていった。「野球部」の看板を掲げるために・・・

そしていそいそとスケッチブックを出してくる校長・・・

「ふふふ・・・私の斬新なデザインを見てパリコレから誘いが来てしまうかもしれないなぁ。困った困った。」

と校長室から不気味な笑い声が木霊していた・・・




<次回>
さっそく練習開始だ!まずは練習試合にむけて特訓特訓

K2~君といた日々~第二話

「まずはメンバーを集めるぞ!」

「誰かあてはあるわけ?」

「はい、いい人がいるんですよ。サッカー部に。」

「サッカー部?俺はこの間までいたけどそんなのいたかな・・・。」

「えっと、イザーク・ジュールっていう人なんですけど。知ってますか?」

「イザークだって!?」

「イザークってこの間お前が泣かした奴じゃん。」

「え?」

「違う!あれはあっちが勝手につっかかってきて勝手に泣いたんだ!」

「あいつが頭から落ちて失敗したオーバーヘッドをあっさり成功させちまうからだろ。もっと気を使ってやれよ。」

「知るか。とにかくあいつはやめておけ。」

「えーだってあいつは足が速いけど性格悪いんだぞ。」

はぁ?なら駄目じゃん、とみんな心の中で突っ込んだ

「いや、顔がいいけど頭が悪いとも言うかな。」

うんうん、などとカガリが頷いているところに、

「聞えたぞ、カガリ。いつもいつもお前は・・・。」

と当のイザークが現れた。

「よう、調度いいところに。なぁ野球部を一緒に創らないか?」

「フン!俺にはサッカーがある。野球など興味ないわ!」

とイザークはけんもほろろ。すると静観あいていたディアッカが口を開いた・・・

「イザーク。お前が野球部に入ったら即センターだ。足が速くて肩が強い。完璧だ。センターと言えばSHINJO。お前はザフトの・・・いや、甲子園のSHINJOになれるぞ。なぁ、なってみたくないか?」

その言葉はイザークを魂のそこから揺るがした・・・

なぜなら彼は

SHINJOの心酔者だったのだ。

部屋にはポスターがびっしり。サイン入りバットを枕に。プロマイドを敷いて寝る。そして朝は「元気ハツラツ?」が挨拶の言葉となっている彼・・・

S・H・I・N・J・O!

彼の脳内には

「フリーダム!」

の言葉と共に舞う新庄の姿が・・・

「わかった。やろう。俺は甲子園のSHINJOになる!」

こうしてイザークは野球同好会に入会した・・・


<次回>
メンバーも集まったところででは野球部を創るぞ!しかしそこに立ちはだかるデュランダル校長の壁・・・

K2~君といた日々~第一話

あらすじ

超スーパーエースのアスラン・超スーパースラッガーのキラ、そしてアスランと黄金のバッテリーを組むディアッカは全宇宙ジュニア野球大会優勝のゴールデントリオだった・・・

しかし、アスランは帽子をずっと被ってるとハゲるというデマを間に受け、またディアッカもずっとしゃがんでると痔になるというデマを信じ、野球をやめることを決心した。
そして二人は野球部のないザフト高校へ進学した。一方キラは強豪の地球学園へ特待生でアスランの幼馴染でキラの恋人のラクスと入学した。
高校でやはり退屈してしまうアスランとディアッカ。彼らは野球同好会のマネージャーというカガリと出会った・・・



「なぁ、二人とも野球同好会に入らないか?人数が足りないんだ」

「え・・・・(この子か、かわいい~)」

「う~ん。まいったね。野球は好きなんだけど、俺たちには野球できない事情があるんだ。」

「あの、その事情ってなんなんですか?」

と、ディアッカの後ろからひょっこりと男の子が顔をだした。

「うわっ!びっくりした。誰だ?お前」

「あ、すいません。僕ニコルっていいます。カガリさんと同じ野球同好会の会員なんです。」

「なぁ。事情ってなんなんだよ。ニコルがお前たちはすごい有名な選手だったっていうからさ。なんでそんないい選手が野球やめちゃったわけ?」

とカガリが聞いてきた。アスランとディアッカは顔を見合わせた。仕方なく彼らは事情を話すことにした・・・

「はぁ?ハゲる?聞いたことないぞ。そんな話。」

「僕も初耳ですよ。」

「えっ・・・でもそうだって聞いたんだけど・・・。」

「うちのお父様だってずっと野球やってるけど禿げてないし、痔でもないぞ。」

「うちもです。一体誰から聞いたんですか?」

「ミゲル先輩・・・。」

「俺も・・・。」

「それは嘘だ・・・。あんたら騙されたんだよ。」

・・・・・ガーーーーン・・・激しいショックを受ける二人

「まlいいじゃん。私たちと一緒にここで甲子園目指そう!」

「野球部もないのに?」

「だから私達で作るんだよ!」

こうして二人は野球同好会に入り、野球部を創ることから始めることになった・・・



<次回予告>
まずはメンバー集めだ!そこに現れたのはイザークだった・・・

野球パロやります

この間書いたサッカーパロが自分ではかなり楽しかったので、調子に乗って今度は野球だ!

というわけで只今好評放送中の「H2」のパロをやります。

題して

K2~君といた日々~

連載予定で。この間二日でやったのはきつかった・・・

アスランを取り巻く女達

なんて書くと泥沼に見えるんだけど・・・

なんか子供っぽい連中なので・・・

ぶっちゃけ私はミーアが嫌いです。私がアスカガ派だということも大きな原因ですが、元々ぶりっ子は嫌いなんです。前にアスランと食事してた時も

「はっ!なんだこの頭スッカラカン女は。ピーチクパーチクうるさいっつーの!」

と文句言いまくってました。でも

「ミーアは誰にも必要じゃない人間なのかもしれないけど・・・」

の台詞は本音が出てるなぁ、と思ったのでよしとすることにした。

んだけど!最近かなり調子に乗りまくってますね。これだから小娘は

・・・でもラクス様とキラ様の逆鱗に触れたのでブラックリスト入り決定ですね・・・私が出るまでもない・・・

メイリンは・・・私にとってはなんで出てくるのかよくわからない子だったんですが。かきまわし役なんですね。でも多分一番望み薄。アスランに名前覚えてもらえるかすら怪しい・・・

だってルナは後輩だし、ミーアは同情されてるけどメイリンは・・・完全にアウトオブ眼中でしょう。一人空周り。

でもちょっと不安なのは、ミネルバにもそのうち犠牲者が出ることになるだろうけど、その最初の犠牲者になっちゃいそうなこと。ミネルバはまだみんな演習気分が抜けきれてない。ぴりぴりしてるのはアスランとシンだけ。これから犠牲者が出ることによってみんなの意識が変わるだろうと思う。なんかバラバラになりそうな気もするけど。

で、メンバーを見回してみると、アスランとシンは死なないでしょう。レイはまだまだ最期のほうまで引っ張らないと。ルナは死にそうにないキャラだし。タリア、アーサーもないと思う。となると・・・メイリン?

メイリンが死んでルナがアスランの胸で泣いてカガリが誤解・・・

っていう展開だけは勘弁。メイリンをそんな扱いにはしたくないし、カガリもアスランもあまりにチープすぎる

ルナは・・・後輩の枠を抜け切れないのでは。でもただのミーハーなあとの二人と違って本気で好きになってきそう。

でもルナ・・・君じゃカガリには勝てん・・・

背負ってるものの大きさとか、乗り越えてきたものとか、人間としての厚みが圧倒的に足りないと思うよ。ルナはとてもいい子なんだけど、やっぱり普通の子。

カガリやラクスと比べちゃあねぇ・・・

と、冷静?に判断してもアスランとカガリに割り込める奴はこの世には存在しないことが改めて再認識された。

女の子の気持ちをストーリー展開を面白くするためだけに使うなよ・・・

とちょっと思う。

一方で障害があったほうが面白いし盛り上がる・・・と思う自分もいる・・・