カガリ誕生祭 後夜祭
誕生パーティが終わり、お開きになった。俺は
「もう遅いから泊まっていけよ。」
とカガリに言われ、ありがたくその言葉に乗ることにした。もちろん、カガリの部屋に向かったんだが、キラにまわし蹴りを食らった挙句、ムラサメ隊に縛り上げられ結局バルトフェルドさんの部屋に投げ込まれた。
「仕方ない・・・。みんなが寝静まるのを待つか。その後は・・・
むっふっふっふ
待ってろよ~。カガリvvv」
シャワーでも浴びようと思い、タオルを借りるために棚をあけたとたん
ドサッ
と俺の上に落ちてきた。
カビた靴下とキノコの生えたパンツが。
「ぐおおおおおおおお~~~~」
俺は悶絶した。もの凄い悪臭を放っている。もはやこれは悪臭どころではない。
殺人ガスだ。
そういえばこのキノコ。オオワライタケだ。昔、バルトフェルド隊がキノコ中毒で隊長以外全員入院したという噂があったが・・・
これを食わせたのか。
よく行きてられたな。
しかし、そんなことを考えている場合ではない。どんどん苦しくなってくる。
「早くここを出ないと・・・」
俺は朦朧とする頭を振り、なんとかドアに辿り着いた。しかし
ドアの隙間まで靴下で塞がれている。
こんなことをする奴は
十中八九
キラに違いない。
奴は本気で俺を亡き者にする気らしい・・・
もう息がもたない・・・意識が遠のいていき、俺はついに床に倒れこんだ・・・
ああ・・・俺はここで死ぬのか・・・こんな・・・・
靴下とパンツに囲まれて
嫌だ!!!こんなところで死ねるか!!
まだカガリの下乳しか見てないのに!!
俺が死ぬのはカガリの腕の中って決めているんだ~~~
俺は憤然と起き上がると、渾身の力を込めてドアにぶち当たった。すると
ドアが壊れてようやく外に出ることが出来た。
「ああ・・・空気がうまい・・・」
こんなに空気がうまいと思ったのは生まれて初めてだ。そのまま俺は地面をはいずってカガリの部屋へ向かった。
そしてカガリの部屋に辿り着いて
息絶えた。
「さ~。風呂に入るかぁ。」
ムギュ
「ん?なんだ?」
カガリが足元を見るとカガリの下にいるのはなんと
アスラン。
「アスラン!?なんでこんなところで寝てるんだ!!おい!!起きろって!!」
俺はなんとかカガリによって息を吹き返したが、激しい
PTSD
により、しばらく安静を言い渡された。つまりもうちょっとAAにいれるということだ。
帰艦するまでに(殺られる前に)
夜這いしてやろう・・・
俺は心に決めた。
諦めの悪い男アスラン。いったい日の目を見る日が彼には来るのだろうか。
本編でもこのブログでも。
このブログではありえんな(笑)